One day at a time

エンジニアの日常を綴るブログ

アサーションとDESC法

はじめに

コミュニケーションスキルの1つであるアサーションについて学習する機会があったので、その概要と使い方を紹介します。 

アサーションとは?

自分の伝えたいことを相手と自分の感情に配慮した上で確実に伝える方法。「適切な自己主張」とも訳されます。アサーションを使うメリットは次の通りです。

  • 相手との人間関係をうまく維持しながら、自分の思いを伝えることができる。

  • 伝えられた内容を相手が素直に受け入れることができ、指示・依頼などがより効果的になる。

結果として、アサーションを使った自己主張は、個人・組織の生産性の向上につながると言えます。

DESC法によるアサーションの実践

DESC法はアサーションの考え方に基づいて、相手を傷つけずに自分の主張を分かりやすく伝えるテクニックです。以下の4ステップでコミュニケーションを進めて行きます。

1. Describe(事実を話題にする。)

客観的事実をベースに主張したい内容を簡潔に伝えます。相手の人間性や能力、自分の感情は含めないことがポイントです。

 例)これから〜について話しましょう。

2. Express/Explain/Empathize(自分の気持ちを表現、説明する。)

自分自身の気持ちや考えを伝えます。その際、主語は「私」にするようにします。

 良い例)私は~と思います。私は~と感じます。

 悪い例)なぜ(あなたは)~しなかったのですか?

3. Specify(具体的な提案をする。)

「~してくれたら、私は助かる」のように相手に選択の余地を与えるような言い方で提案を行います。「~してください」というような半ば強制的な言い方での依頼は極力避けるようにします。

4. Choose(結論を選択する。)

提案に対する相手の回答について、YES/NO両方の場合を想定しておきます。相手の答えがNOの場合には代替案を提示するようにします。

まとめ

いかがでしたか?

アサーションを上手に活用して、穏やかで生産的な日常を過ごして行きたいものです。